父の友人たち 人生の終い方

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父が亡くなって、27年、
父の友人たちとのお付き合いが続いているが、
大概は、80代、90代、
若くても70代後半で、
今年は、続々と訃報や、引退の連絡が入る。
中でも、印象深いのは
過去、一度もお会いしたことなく、
文通だけを続けていたNさん。
私の再婚の時には、
五万円のお祝いを送って下さった。

外語大学を卒業して、
中々の博識でいらっしゃったNさんは、
父が小学生の時、兵隊として、
岐阜に赴任していた。
寺の柱に縛り付けられていた父を、
救ってからのご縁で、
父の存命中から、
手紙の返事は、いつも私が書いていたので、
私のことを、
「父の妻」だと思っていたとのこと。

一度だけ、電話でお話をした。
認知の配偶者を「みよちゃん」と呼んで
15年自宅でいきいきと介護しつつ看取り、
その後、兵隊当時の記録資料文を
私に送って下さった。

それからしばらくして、
「中々、はがきも書けなくなりました」
と、連絡が来て、訃報。

人は、死ぬんだなと、当たり前ながらも
感じ入る。
人生の終い方、自分にはできるのかしら。
元旦生まれの私は、
師走にいつも、そんなことを考える。


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